本の虫でお馴染み、
山をです。
何で突然書評なの?と、
最近の方は思われるかもしれませんが
実は昔から有ったんですよこの企画。
ただ、訳あって寝かしてただけで。
さて、1000年の眠りからたたき起こし、
懲りずに‘お勧め本コーナー’を再開します。
当ブログの読者層は、ゴリゴリの猟師さんばっかりなので、
できれば狩猟に関する本をピックアップしてお届けしようと思います。
ただ、当の本人は馬鹿みたいに本を読んでいるので、
思いつきで色々紹介すると思います。
ま、視野を広げる良い機会だと前向きに捉えて下さいな。
では、企画復活第一回目はやっぱりコレ。
ぼくは猟師になった(千松信也著)
の紹介をします。
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お勧めの本 第1巻
お勧め度
★★★★☆
タイトル
ぼくは猟師になった
著者[千松信也]
京都在住の現役罠猟師。(2001年免許取得)
鉄砲は持ってない。
2008年に『ぼくは猟師になった』を出版。
農業・狩猟・養蜂等、自然に関することをtwitterで発信されています。
千松信也(@ssenmatsu)さん | Twitter
https://twitter.com/ssenmatsu
概略
当時の著者が猟師を目指したきっかけ。
狩猟を始める事の大変さ。
初めて罠を設置して獲物を捕らえ、止め刺しをして解体するまでの苦労と苦悩。
ククリワナのメカニズムと、シカの解体・精肉方法等。
一読み物としても面白いが、
著者の狩猟体験がふんだんに詰め込まれているので勉強にも成る。
テレビで見る狩猟とは一線を画す、狩猟のリアルが凝縮された一冊。
感想
これから狩猟、特にくくり罠猟を始めたいと思ってる方にお勧めです。
7年間の狩猟活動を元に書かれた、実話系の狩猟本です。
著者が培った狩猟の知識・罠の制作技術・獲物の解体方法・肉の調理方・
皮のなめし方等々を、図と写真を用いて丁寧に解説されています。
(読み物というよりは、教科書に近いかも)
獣の香りがしそうな程リアリティ溢れる内容で、
狩猟に興味・理解の無い人は直ぐに本を閉じてしまいそう。
※猟師にとっては有り難いけど、結構リアルでグロイ描写も多々あります。
正直、狩猟読本とセットでこの本を配布した方が良いかもしれない、と思わせる内容。
猟師になる前に一読、成った後に再読すると、自分は猟師になったんだと認識できる。
所蔵図書館
宇陀市、天理市、奈良市、橿原市、三郷町、大和郡山市、
大和高田市、川上村、広陵町、斑鳩町
※個人の読書感想であり、効能・効果・内容を保証するものではありません。
自分にとってイマイチな本だったからといって、八つ当たりするのはお断りです凸
以上で本の紹介を終わります。
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