知ってる? 狩猟免許の概要・分類・注意点@2016年で,
狩猟免許の概要を紹介しました。
ここでは、
狩猟免許試験の内容と科目について説明します。
(2016年当時のもの)
[ad#upper]
狩猟免許を取得するためには、
居住地を所管する都道府県知事が毎年実施する、
狩猟免許試験に合格しなければなりません。
[ad#middle]
合格率は約80%らしいです。
※合格率が高いのは、
試験前日に狩猟免許初心者講習会を受講しているからです。
てか、これないと無理でしょ。
狩猟免許初心者講習会は、次のページで解説しています。
【試験に必要な書類】
①狩猟免許申請書
・奈良県の猟友会で貰えます。
②医師の診断書 又は 鉄砲許可証(顔写真のページ)のコピー
・精神科で貰わなくても、かかりつけの内科等で書いて貰えます。(意外と高い…)
③写真
・無帽、正面、上三身分、無背景で縦3cm×横2.4cm(裏面に氏名記入)
④住民票
・3ヶ月以内のもので、本籍無し、コピー不可
【試験申込期限】
奈良県猟友会 〒630-8253
奈良市内侍原町6-1 県林業会館3階
TEL:0742-26-8125 ※駐車台数が3台程です。
【試験の内容】
試験は3つのパートに分類されます。
①と②は共通ですが、
③は取得する免許に応じて変化します。
①適性試験
→ 視力、聴力、運動能力
★ 視力も聴力も健康診断程度のもの。
運動能力も直線の上を歩く?とかそんな程度だった気がします。
200mダッシュとか、ロッククライミングとかそんな無茶なことはさせられません。
必要視力:わな/網の場合、視力が両目で0.5以上あること。
第一種/第二種の場合、視力が両目で0.7以上かつ、1眼でそれぞれ0.3以上。
聴力:10メートルの距離で、90dbの警告機の音が聞こえる聴力が必要
②知識試験(30問)
→ 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法令(約13問)
→ 猟具に関する知識(約6問)
→ 鳥獣に関する知識(約9問)
→ 鳥獣の保護及び管理に関する知識(約2問)
★ 三肢択一式で、正しい答えに○をつける。
試験時間は90分。 70%以上の正解が必要。
狩猟免許試験例題集を3週くらいしてれば余裕です。正直時間が余るくらいです。
中には常識だけでクリアできる問題もあります。
出題割合と、問題の内容は毎年変更されるようです。
試験前日に、狩猟免許初心者講習会を受講すれば、まず落ち無いと思う。
例題)
狩猟鳥獣の種類について、狩猟鳥獣のみを列挙しているのはどれか。
A)イノシシ・ムササビ B)シマリス・キツネ C)ニホンリス・ツキノワグマ
答え)B みたいな感じで出題されます。
[ad#middle]
③技能試験
→ 網猟免許 / わな猟免許
・ <選別>猟具(銃器以外)を見て、猟具が適法な猟具か、違法な猟具かを判別。
・ <設置>環境大臣が定める猟具(銃器を除く)の一つを架設する。
・ <判別>鳥獣のフィリップ(写真)を見て16種類の鳥獣の判別を瞬時に行う。
→ 第一種銃猟免許
・ <取り扱い>
模造銃(水平二連銃、上下二連銃、自動装填銃のどれか)について点検、分解・
結合の操作を行う。
模造銃に模造弾を装填し、射撃姿勢を取った後、模造弾の脱法を行う。
2人以上で行動する場合における銃器の保持、携行、受け渡しを模造銃を用いて
行う。
休憩の際必要な銃器の操作を模造銃を用いて行う。
・ <測定>距離の目測を行う。(300m、100m、80m、5mだったかな?)
・ <判別>鳥獣のフィリップ(写真)を見て16種類の鳥獣の判別を瞬時に行う。
→ 第二種銃猟免許
・ <取り扱い>
空気銃を模した物について圧縮操作をし、弾丸を用いないで装填の操作を行った
後射撃姿勢をとる。
・ <測定>距離の目測を行う。(300m、100m、80m、5mだったかな?)
・<判別>鳥獣のフィリップ(写真)を見て16種類の鳥獣の判別を瞬時に行う。
★猟具の判別は、講習会に出席していれば出来ます。
わなの仮設は、講習会に出席しないと手間取って出来ないかもしれません。
といっても激ムズなものではありません。私の時は小さい箱罠の設置と解除。
鳥獣判別は意外と難しく、狩猟鳥獣の特徴と名前を覚える必要があります。
狩猟読本の最初のページに記載されている鳥獣を覚えれば合格します。
但し、イタチのオス・メス判別は激ムズです。
前日の講習で言われていない鳥も出題されますので、数多く覚えておくことをお勧め
します。
目測は、目標物に設定されている距離と実際の距離が違いますが、目標物に設定された
距離を覚えていればいいです。
(例)奥の看板が300m設定、手前の白線が5m設定
★猟銃の組み立て解体は、絶対に慣れが必要です。
講習会に出席して、何度も組み立てと解体と動作を覚える必要があります。
注意することは、絶対に引き金に指をかけないこと、銃口を人に向けな
いこと、銃を結合するときの角度と感覚を覚えておくべきです。
目測は、目標物に設定されている距離と実際の距離が違いますが、目標物に設定され
た距離を覚えていればいいです。
(例)奥の看板が300m設定、手前の白線が5m設定
鳥獣判別は難しく、狩猟鳥獣の特徴と名前を覚える必要があります。
銃の場合は特に鳥が苦労します。
[ad#middle]
【試験手数料】
・新たに(初めて)免許試験を受験
1種類につき5,200円
(例:わな猟免許+第一種銃猟免許=10,400)
・既に所持している狩猟免許とは異なる種類の免許試験を受験
1種類につき3,900円
【試験会場( 2016年)】
橿原総合庁舎(旧耳成高校)です。
〒634-0003 橿原市常盤町605番地の5
【試験日時(2016年)】
6月26日(日)
午前9:30~午後4時頃まで
9月4日(日)
午前9:30~午後4時頃まで
以上で狩猟免許試験の説明を終了します。
次は、狩猟免許初心者講習会で勉強することを解説します。
[ad#lower]